中国茶のスタンダード茶器

スタンダード中国茶器はこの三つです。

  ①蓋碗(がいわん)
  ②公道杯(こうどうはい)
  ③茗杯(めいはい)
 

  • 蓋碗(がいわん)

  • 公道杯(こうどうはい)

  • 茗杯(めいはい)

 この三つの茶器が有れば、大体の中国茶が飲めます。
 中国茶を飲み始められる方は、まずこの三つの茶器を揃えて欲しいのです。

それぞれの茶器の役目について

 蓋碗(がいわん)は、急須🫖にあたる茶器で、また「三才碗」とも言います。

 蓋碗は、中国茶を淹れるのに最も手軽に使える茶器です。
 特徴としては:
  1、手入れが簡単です。 
  2、どんなお茶でも淹れられます。
  3、お手頃価格で、初心者向けです。
  4、使い方では少しのコツがあります。

 ぜひ、蓋碗(がいわん)から本格的中国茶を始めていただきたいです!

 公道杯とは、蓋碗(がいわん)や茶壷で淹れたお茶を一旦移す容器です。

 蓋碗や茶壷の中で、適宜な味に抽出されたお茶を、同じ濃さで味わえるため、一旦公道杯にお茶を全部移し換えます。これは中国茶の独特のやり方です。
 いろんな形と素材の公道杯がありますが、ガラス製の公道杯が値段が割安で、多く使われています。ガラス製の公道杯はお茶の水色が楽しむ利点もあります。

 茗杯は、「茶杯」とも言い、中国茶を飲むのに用いる茶器です。湯呑みに該当します。

 中国茶の茗杯には素材、大きさ、形が様々あります。飲むお茶の種類によって、茗杯を使い分けることが普通となっています。
 現在の中国では、茗杯には主人杯、客杯、若深杯、玲珑杯、普洱杯、銀杯、柴焼杯などの種類があります。
 装飾は、手描きの山水画、花鳥画からゴージャスな琺瑯の装飾までいろいろあります。